ガーナは魅力溢れる国! ガーナで店を開いたある日本の青年のストーリー

お店
お店 - Sputnik 日本, 1920, 05.01.2022
独占記事
ガーナは西アフリカに位置する天然資源が豊富な国であるが、旅行ガイドでもあまり扱われていない小国である。一般的な日本人であれば、おそらく学校の地理の授業で少し聞いたことがあるくらいだろう。しかしそんな国を訪れた27歳の関根賢人さんは、そこで自分自身と、自分を取り巻く人々の人生を変えた。
困難を恐れない企業家
関根 賢人さんは2021年4月2日にガーナに移住したが、この8ヶ月ほどですでに地元の有名人となっている。現在は日本のレシピで作った唐揚げ店をオープンし、同時に地元の農家をサポートしながら、ガーナの人々に日本の味を広めている。
しかし、もともとガーナに訪れるきっかけとなったのは、カシューナッツとカシューフルーツを買い付けて、日本で売ろうと考えていたと話す。
「きっかけは、カシューナッツとカシューフルーツです。サブサハラアフリカの小規模農家さんの貧困問題を解決する事業を考えていた中で、もともとは別の事業をやろうとしていたんですよね。具体的には、ガーナのカシューナッツに、スペシャリティコーヒーのように新しい価値を付与して、日本などに販売する事業です。またカシューの果肉部分はカシューフルーツというんですが、これも活かせないかと考えていました。」
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関根さんは自力でバスに乗って村に行き、農家を探しに出かけた。現地では通信ネットワークがないため、道中で、タクシー運転手や通行人に尋ねてなんとか目的地にたどり着いたという。そしてついに農家と繋がり、事業への協力に対する賛同を得た。そして関根さんは1ヶ月半ほど、その農家の人々を手伝いながら、一緒に米作りをした。
「当初はカシュー農家さんの伝手なんてなかったので、乗合バスで田舎へと向かい、体当たりでカシュー農家さんを探しました。田舎町でタクシー運転手さんに聞きまわっていたら、幸いにもご縁が見つかって、農家さんが受け入れてくれました。その後は農作業を手伝ったり、一緒にご飯を作ったりしながら、1カ月半ほど一緒に過ごすことができました。 」
しかし、最終的に関根さんは、ガーナでの主な事業として、自身の小さなカフェを経営することになった。アフリカに移住する前に、関根さんは日本のレストランで調理師の助手として働いた経験があり、日本の様々な郷土料理の特徴を学んでいた。
お客さんが食べてる様子 - Sputnik 日本
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唐揚げ - Sputnik 日本
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農家の子供と鶏 - Sputnik 日本
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関根さんはガーナでカフェを開くことにした理由を2つ挙げている。一つは、鶏を揚げるということによって社会問題を解決しようと試みたということ。そしてもう一つは、アフリカでおいしい料理を増やそうと思ったことである。関根さんは、もともと、アフリカのサハラ以南の小規模な農家の貧困問題を解決するようなビジネスを考えていたと明かす。カフェのための鶏肉を買うことで、その農家の収入増加につなげたいと考えている。またカフェを開くことで、地元に雇用を生み出すことにもなった。
「数字を作って雇用を生み出すことが、シンプルだけどものすごく大事なことだと思ったんです。私は昔から『おいしい』を増やすことをテーマに活動してきました。まだまだガーナには『おいしい』のレパートリーが少ないです。そんな中で唐揚げは、『おいしい』という日本に残された強力な資産を生かしつつ、素材や味付けの面でも現地に受け入れられる料理だと思ったんです。」
そんな関根さんだが、カフェをオープンした日から問題に直面したという。しかしその問題もいまでは当たり前のことになった。
「初めてスタッフを雇用した次の日に失踪してしまったり、仲良くなった子供にお金を盗まれてしまったり、政府の登記ミスで靴屋さんと1つ屋根の下で営業することになったり。想定外の困難がもはや日常になっていますね。」
日本とガーナの生活における一番の違い
ガーナの人々もまた、医療や教育の質の低さなど、様々な困難を抱えて生活しているが、お風呂が大好きだという関根さんにとって、一番大きな問題は水だという。
「自分にとって特に大きな違いは、お風呂ですかね。個人的にお風呂が大好きなのに、住んでるアパートには風呂釡なんてもちろんなく、シャワーすらなくて、日々バケツに汲んだ水で身体を洗っている点は、少し大変ですね。さらにしょっちゅう断水になるので、バケツに水を汲むことすらままならないこともよくあって。」
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しかし、日常生活における問題は、地元の人たちに助けを求めれば、それほど大したことなく解決できるのだそうだ。そして、ガーナで暮らして半年ほどが過ぎたころ、関根さんは、訪れた田舎の村でまったく知らない人が大切な客人を迎えるように喜んでくれるようになったことに驚いているという。
「ガーナの田舎では、外を歩くたびにブラ!ブラ!『こっち来て!』と呼ばれて、お話ししたり食事を振舞ってくれたりします。最初は驚きましたが、初対面の方々と一緒にフフ『ガーナの伝統料理』を食べていると、彼らのウェルカム精神に心も身体も温まりました。知り合いかどうかに関わらず、ウェルカム精神で接してくれる。」
関根さんは、これから少しずつガーナを訪れる人の数が増えることを願っていると打ち明ける。
「様々なリスクへの対策は必須ですが、ガーナを訪れることで、この世界に『大好きな場所』が1つ増える人は多くいるんじゃないかな、と思います。
おいしい伝統料理、身近な食材の素顔、歌って踊るミュージック、フレンドリーで温かい人々…。挙げ始めたらキリがないくらい、ガーナは魅力溢れる国です。ガーナへ足を運ぶきっかけを少しでも増やせるよう、私自身尽力していきたいと思います。」
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