英アンドルー王子が破産危機

性的虐待疑惑をめぐり提訴されている英アンドルー王子が、破産の危機に陥った。Daily Recordが報じた。

報道によると、性的虐待疑惑が持たれているアンドルー王子は、「殿下」の称号を今後使うことができなくなり、民間人として裁判に臨むことになる。アンドルー王子は、高額な裁判費用を王室の予算からではなく、自分自身で支払うことになるため、破産する恐れがあるという。

費用はすでに200万ポンド（約3億1200万円）に膨れ上がっており、さらに原告のバージニア・ジュフリーさんに1000万ポンドを支払うことになる可能性があるとされる。

エリザベス女王の次男のアンドルー王子は、性的虐待を行ったとしてバージニア・ジュフリーさん（38）によって米ニューヨーク州マンハッタンの連邦地裁に提訴された。同王子は、未成年者への性的虐待などの罪で起訴された米富豪の米富豪ジェフリー・エプスタイン被告（勾留中に死亡）と親交があった。ジュフリー さんはアンドルー王子から性的虐待を受けた当時、自分は17歳の未成年であった事実を強調している。

スキャンダルを背景に、エリザベス女王は、アンドルー王子の軍の名誉職と王室メンバーとしてのパトロン職を剥奪した。またアンドルー王子は、邸宅から立ち退きを余儀なくされる可能性があるという。