イエメンからのテロ攻撃に対しサウジが空爆開始

中東イエメンの首都サナアを拠点とするイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」として知られる「アンサール・アッラー」がアラブ首長国連邦（UAE）の首都アブダビにドローン攻撃を行ったことを受け、親米のサウジアラビアを盟主国とするアラブ連盟は17日夕方、イエメンに対する空爆を開始した。UAEのスカイ・ニュース・アラビアが報じた。

報道によると、「脅威、軍事的必要性への対応」としてイエメンの首都サナアに対する空爆が始まったという。アラブ連盟によると、空爆はテロリストの首謀者らを標的としているとのこと。

Latest death toll of #Saudi & #UAE strikes on a house in #Yemen capital Sana'a. Nine killed and few others injured. Nearby buildings and houses were also partly damaged, and rescue team is still looking for the missing under the rubble. pic.twitter.com/Au1qZg45ir

— Ahmad Algohbary (@AhmadAlgohbary) January 17, 2022

連盟の空軍はサアナ上空で24時間の予定で作戦を実施しており、軍事キャンプやシーア派の集会所などを避けて安全な場所で待機するよう民間人に呼びかけている。発表によると、連盟のF15戦闘機は17日、シーア派が使用する弾道ミサイルの発射装置2台を破壊したという。

A total of 12 people, including women and children, were killed in an airstrike by the Saudi-led coalition against Sana'a, Yemen, according to Al Masirah, a TV channel affiliated with the Houthis.

Report by @TzviJoffre | #Houthis | #Yemen https://t.co/q5ZJVL8Bn8

— The Jerusalem Post (@Jerusalem_Post) January 17, 2022

シーア派が管理するテレビ局「アリ・マシラ」によると、サアナで行われた連盟の空爆により、現時点の情報では4人が死亡したほか、5人が負傷した。

シーア派のアンサール・アッラーは17日夕方、 アブダビの空港にドローン攻撃を実施し、UAE の戦略的に重要な施設に対する新たな攻撃を行うと警告していた。シーア派によると、アブダビへの攻撃作戦では大陸弾道ミサイル5発に加え、大量のドローンを使用したという。

UAEの首都アブダビでは爆発が次々と発生し、現地警察によると、ドローン攻撃が爆発の理由だという。一連の攻撃ではUAEの国営石油企業が所有する燃料タンクが爆破されたほか、アブダビで新たに建設されている空港にも攻撃が行われ、火災が発生した。燃料タンクの爆発により、3人が死亡したほか、6人が負傷したという。

#UAE: A drone attack by #Yemen’s Houthi rebels today in Abu Dhabi killed 3 and injured 6. The attack targeted a major oil facility in the area, and sparked a fire inside the perimeter of the Abu Dhabi International Airport. https://t.co/P5ii8nh4bX pic.twitter.com/gAHj0tgvtm

— POPULAR FRONT (@PopularFront_) January 17, 2022

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