- Sputnik 日本, 1920, 17.01.2022
2022年四大陸フィギュアスケート選手権
四大陸フィギュアスケート選手権は、2022年1月20日から23日まで、タリン(エストニア)で開催される。

高橋大輔と村元哉中 奇妙なファン、呼び名「カナダイ」をどう思う? 四大陸フィギュア 

© AP Photo / Sergei Stepanov高橋大輔/村元哉中組
高橋大輔/村元哉中組 - Sputnik 日本, 1920, 23.01.2022
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独占記事
タリンのフィギュア四大陸選手権アイスダンスで見事銀メダルを勝ち取った、日本の高橋大輔(35)/村元哉中(28)組。このペアは結成わずか2年で日本のアイスダンスへの関心をかつてないほど高めることに成功した。スプートニクの記者はペアへ変更した当時の高橋選手の感覚や、「カナダイ」と呼ばれてどう感じるか、熱狂的なファンから奇妙なことをされたことがあるかなど、様々な角度から独占取材を行った。
スプートニク:「カナ・ダイ」のニックネームで呼ばれているそうですが、そう呼ばれて、どんなかんじがしますか?
高橋大輔選手:「それまでシングルだったのでフルネームでしか呼ばれたことがなかったので、(ああ、ペアに移ったんだな)と思いましたね。今は普通ですけど、最初は違和感がありました(笑)」
村元哉中選手:「私は自然に受け止めました。日本のファンの間では共有の呼び方があって、前のパートナーと組んでいた時も『カナクリ』と呼ばれていたので、高橋さんと組む時も(こんどはどんな名前になるんだろうなぁ)と(笑)思ってました」
スプートニク:村元さんは、ご自分のほうから高橋大輔さんに「一緒に組んでください」と申し込まれたそうですが、そのとき、どんな心境でしたか? なぜ大輔さんを選らばれたのでしょう?

村元哉中選手:「クリス(・リード)と解散後、スケートからは2シーズン離れていました。その時期に(やっぱり、スケートをしたい。アイスダンスをもっと知りたい)と改めて思って、それで相手を探していたのですが、組みたい相手がなかなか見つかりませんでした。その時に濱田 美栄コーチとか、周囲からダイちゃん(高橋大輔選手)がアイスダンスに興味を示していると聞かされたんですけど、ダイちゃんはシングルに復帰したばかりで、内心(どうかな)と思って。それで復帰後、最初の全日本選手権に出場したダイちゃんに直接聞いてみよう!と。もともとダイちゃんのソロの表現力、音楽性がすごく好きだったので、ダイちゃんの世界を体験してみたいという気持ちもありました。『興味あるって聞いたけど、どう?』と聞いたんですけど、勇気が要りました」

スプートニク:高橋さんはシングルからアイスダンスに変更されたことで、練習方法、心の状態など、何が一番変わったでしょう?
高橋大輔選手:「シングルはジャンプがあるので体重は増やせないんですが、アイスダンスは体力を使うので周りから『食べろ、食べろ』と言われて。食べることは結構重要なことなので、まずそれから始めたのですが、あまり食べられないのと、食べても食べても太らないんです。それだけリフトとか体力使うんんだな、とびっくりしましたね。 それからアイスダンスはやることが多い。リフト1つにも10秒のステップを作るのにもシングルだったら3日で終わるところをプロセスに何日間もかかるし、変更も多い。それもまた面白いなと思って。 それとパートナーステップといって、常に隣に人がいて動くわけですが、シングルの時はこれはない。これに恐怖を感じて距離をとってしまうことが、今でも新しいことをやるときはありますね」
スプートニク:村元さんは特別な食事法ありますか?

村元哉中選手「食べないと体力つかわないので、基本は健康志向で体にいいものをバランスよく食べるようにしています。試合終わったら好きな甘いもの、ケーキを食べたり。チーズケーキが大好きです」

スプートニク:おふたりは米国で練習しておられますが、日本との生活の違いを教えてください。
高橋大輔選手:「日本にいるときは自分でどこにでも行けますし、友達もいるので、週末遊びすぎて疲れることがありましたけど、米国は練習に100%パワーを使っているので、週末はなんもしないでゆっくりすることに時間を使っていますね。英語がしゃべれないので、友達もできにくいのと、練習で手一杯で週末は死んでいる(笑)ので」
スプートニク:おふたりは米国で練習しておられますが、日本との生活の違いを教えてください。
高橋大輔選手:「みりんとか使って和食を作ったり。今はどこでも日本の調味料が買えますし、おくってくださる方もおられて」

村元哉中選手「私は寮なので洋食です。調味料を使う和食に比べると、洋食はただ焼いただけとか素材の味そのままの気がします。ダイちゃんは結構、自分で作っているんじゃないかな」

スプートニク:カリスマ性の高い高橋さんには熱狂的なファンが多いと思いますが、「えっ」とひいてしまうようなことをされたことありますか?
高橋大輔選手:「コロナ禍でファンの方は来られないのでほとんど接触がなくて。ホテルの下で待っているとか、ないですね。シングルの時もそもそもそんな恐怖体験はないんですけど、一度だけマンションのエントランスに僕の顔写真の新聞記事を貼られた時がありましたね(笑)」

四大陸フィギュアスケート選手権2022

1月20日から23日、タリンで四大陸フィギュアスケート選手権2022が開催されている。本大会は当初中国で開催が予定されていたものの、コロナウイルスによる制限措置で急遽、タリンに開催場所が変更された。
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