研究者らが世界海洋の基となった古代ミネラルを予測

© 写真 : Sergey Kud-Sverchkov / RoscosmosОстрова Зеленого Мыса
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中国とロシアの研究者らが、地球誕生の初期段階の高圧状態で理論上存在しえたミネラルは水珪酸マグネシウムだったとの予測を発表した。この説によると、地球の核が分離し、マントルの圧力が低下した後、このミネラルは大量の水に分解され、これが世界海洋の始まりとなった。研究結果はPhysical Review Letters誌に掲載された。
中国天津市の南開大学のシャオ・ドン氏、ロシアのスコルコヴォ科学技術研究所のアルチョム・オガノフ氏がそれぞれ率いる研究グループはコンピューター・シュミレーションを使い、地球の初期段階には高温、高圧状態で安定を保つことができるMg2SiO5H2が存在していたという予測をたてた
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オガノフ氏は、地球形成後、3000万年ほど経過して核が出来上がった時、ケイ酸塩鉱物はMg2SiO5H2が不安定な低圧な領域に追いやられ、 水とMgSiO3+MgOの混合物に分解せざるを得なくなったと推測している。
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