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ドイツ研究者、心臓をヒトに移植するためのクローンブタを作出

CC0 / Pixabay / ブタ
ブタ - Sputnik 日本, 1920, 07.02.2022
ヒトへの心臓移植ができるよう遺伝子操作したクローンブタの最初の世代が今年にも誕生する。TRTテレビが伝えた。
ブタの心臓のヒトへの移植の臨床試験の許可を受けるには、まずヒヒを用いた実験を行う必要があるが、これについてTRTテレビは、実験には2〜3年かかる可能性があると伝えている。しかし、ドイツの医師らは、2022年1月に、生命の危険に瀕する男性患者に、遺伝子操作したブタの心臓を初めて移植した。移植後、医師らは、移植による感染、拒絶反応、血圧上昇などのリスクはあるものの、患者の身体は新しい心臓にうまく適応したと発表した。
ドイツの研究者らは、すでに20年にわたって動物の臓器や器官をヒトに移植するいわゆる異種移植の研究を行なっており、同一の遺伝子組成を持った子を生み出すことができる遺伝子操作した動物を作り出すため、まだ完璧とはいえない有効なクローン技術を、少しずつ完璧なものにしているとテレビ局は伝えている。
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ドイツの遺伝子学者が行なっている実験は、欧州でも臓器提供の指標がもっとも低く、動物の権利保護を訴える大きな動きが見られるドイツで激しい議論を呼んでいる。ドイツの動物愛護協会は、「動物をヒトの器官の予備にすべきではない。すべての家畜は、それがクローンであれ、自然に誕生したものであれ、同じ要求、同じ恐怖、同じ権利を持っている」と訴えている。
しかし、研究者らは、心臓の移植は、それ以外の方法では治療できない人にとって必要不可欠なものだとの確信を示している。しかも、ドイツだけでも、2021年の末時点で、移植のための心臓の提供を待っている患者の数は8,500人ほどに上っている。遺伝子操作された動物の臓器移植を行わなければ、その全員が死ぬ運命にあるとテレビ局は強調している。
米国で、豚の腎臓2つが初めてヒトに移植されたというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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