オーストラリア議会が女性に対する性暴力と虐待の訴えを承認

オーストラリア連邦議会が、2021年2月に提起された議会職員らに対する性的暴力と虐待の訴えを公式に承認した。上院のスレイド・ブロックマン議長と下院のアンドリュー・ウォレス議長が表明した。

2021年2月末、最終学年の学生向けに行われた学習討論の際に、オーストラリア議会の建物内で発生した性暴力に関する訴えがオーストラリア警察に提出された。

また、他にも数人の女性が警察に申し出てを行っていることが明らかになっている。こうした訴えは、女性への暴力に反対する大規模な運動を引き起し、その行動には10万人超が参加した。

暴行事件の隠蔽を図ろうとしたため非難を浴びたリンダ・レイノルズ議員は、国防相から行政サービス担当相に移動させられている。

現在、アラン・タッジ教育相に対する虐待の訴えについて審理が行われている。それらはまだ結論が出ていないが、同氏自身は罪を否定している。