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IOC、ワリエワ選手の出場停止処分解除をスポーツ仲裁裁判所で上訴へ

© Sputnik / Alexey Filippov / メディアバンクへ移行ワリエワ選手
ワリエワ選手 - Sputnik 日本, 1920, 11.02.2022
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国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシア反ドーピング機関がロシアのフィギュアスケート選手、カミラ・ワリエワ(15)の出場停止処分を解除した決定に対してスポーツ仲裁裁判所(CAS)で上訴する。ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)が11日、発表した。
世界ドーピング防止機構(WADA)公認の研究所は、2022年2月8日にサンプルがトリメタジジンの陽性反応を示したと発表した。トリメタジジンとは、心臓の細胞の働きをサポートする薬。
ワリエワのサンプルは2021年12月25日、ロシアフィギュアスケート選手権の際にロシア反ドーピング機関(RUSADA)によって採取されたことが正式に明らかになっている。
ワリエワは2月8日、RUSADAから2022年北京冬季五輪の出場停止処分を科された。しかしその翌日、ワリエワの出場停止処分は解除された。
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事の発端は?

北京五輪でワリエワはフィギュアスケートの団体戦にロシア(ROC)チームの1人として出場し、ROCは金メダルを獲得。8日には団体戦のメダルセレモニーが行われるはずだった。ところが直前になり延期。当初予定の7日から8日へ、そして今後は未確定だという。
国際オリンピック委員会(IOC)の広報は、リア・ノーボスチ通信の取材に対し、IOCは国際スケート連盟(ISU)と法的な相談を必要とする事態が発生したと明らかにした。その後メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」は、団体戦の表彰式の遅れはワリエワのドーピング検査に関係していると報じた。
IOCのマーク・アダムス広報担当責任者は、メディアの報道について次のようにコメントした。
「色々な憶測が飛び交っているが、コメントするつもりはない。昨日、法的な意味を持つ緊急事態が発生した。適切ではないのでコメントは控える。ドーピングに関係する可能性があるという報道は、全くの憶測にすぎない。」
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