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新型コロナウイルス
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オミクロン株蔓延の今 従来株の感染者にはワクチン接種が望ましい

© REUTERS / Dado Ruvic / IllustrationШприц и флакон на фоне надписи Omicron SARS-CoV-2
Шприц и флакон на фоне надписи Omicron SARS-CoV-2 - Sputnik 日本, 1920, 17.02.2022
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新型コロナウイルスのオミクロン株が蔓延する今、以前に従来株に感染したことがある人は、ワクチンを接種した方がいいことが米研究者らの研究によって明らかになった。この研究論文が学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載されている。
オミクロン株のスパイクタンパク質の変異の数は、従来の株より多い。そのため従来株に合わせて製造されたワクチンを接種した人や、以前に感染した人が再び感染する事例が非常に多い。
これらの状況を受け、米テキサス大学医学部のガルベストン校の研究者らは、従来株に感染した人の体内で生成された抗体が、オミクロン株に対して効果的に働くかどうかと調査した。
研究者らはまず、オミクロン株のスパイクタンパク質の遺伝子を用いて工学的なオミクロン株を用意した。この工学的なオミクロン株と、1ヶ月前と6ヶ月前にオミクロン株以外のウイルス株に感染した人の血清(血清の中に抗体が含まれている)を用いて中和抗体価を調べたところ、1ヶ月前に感染した人の中和抗体価は38、6ヶ月前の感染者は32だった。
そこで研究者らは、パンデミック初期に分離された新型コロナウイルスの培養ウイルス(USA-WA1/2020)と感染者の血清を用いて中和抗体価を調べたところ、1ヶ月前に感染した人の中和抗体価は601、6ヶ月前の感染者は142だった。このことから、工学的に作られたオミクロン株に対する中和抗体価は、培養ウイルスの場合と比べて4〜16分の1と大幅に低くなっていることが分かった。
この結果を受け、研究者らは従来株で獲得した抗体はオミクロン株に対する効果が大きくないことから、オミクロン株の感染や死亡リスクを軽減するためにも、以前感染したことがある人はワクチン接種を受けた方がいいと指摘している。また、現時点では、追加接種やマスク着用、ソーシャルディスタンス(社会的距離)も感染対策に最も効果的な手段であると述べている。
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