ロシア最大級の見本市で日本の特産品を紹介! 今までロシアになかった食品に高い関心、販路拡大に期待

© Sputnik / Asuka Tokuyama ロシア最大級の食品見本市
 ロシア最大級の食品見本市 - Sputnik 日本, 1920, 18.02.2022
2月7日から11日まで、ロシア最大の食品見本市「プロドエキスポ2022」がモスクワ市内で開催された。54の国と地域から2050社が参加し世界中のユニークな食品が集まる中、日本製品を扱う商社「Ryatico」が初出展した。これまでロシアになかった日本の食品、地方の特産品が展示・紹介され、バイヤーたちと商談を行った。Ryaticoのイーゴリ・ディアチェンコ社長は「見本市が開催できるのか、開催できても来場者が少ないのではと不安があったが、盛況で良かった。日本を含むアジア全体に、我々の予想よりはるかに高い関心を持ってくれている」と話し、手応えを感じた様子だった。
Ryaticoのブースは、手前には商談スペース、奥にはバーカウンターが設けられ、フルーツを使ったリキュール、日本酒、ワインなどが試飲できる。冷蔵ケースには、昨年12月からRyaticoが本格輸入を開始したA 5 等級の和牛のブロックが鎮座し、一流シェフによる創作料理の試食もできる。ブースの中には障子風のドアで囲まれた鳥取県のコーナーが設けられている。中は古民家カフェの個室のようになっており、ゆっくり商談ができる。
寿司 - Sputnik 日本, 1920, 03.09.2021
日本の海産物、庶民に手の届く価格にしたい!小さなロシア商社の挑戦
見本市出展の責任者で、Ryaticoのスヴェトラーナ・シュパク副社長は、出展にあたってロシアで初めての物を紹介できるように意識したと話す。

「ロシアで日本のソースと言えば醤油ですが、今回は30種類以上の、様々なメーカーのソースやドレッシングを用意しました。また、鳥取県の梨や柚子を使ったお酒は、ロシアの消費者にとっては非常に珍しいですし、日本のぶどうを使った長野県のワインもあります。ロシアに数多くある日本食レストランがようやく、ヨーロッパ産でなく日本産ワインを扱ってくれることを期待します。そして日本酒も30種類以上紹介します。」

© Sputnik / Asuka TokuyamaRyaticoのスヴェトラーナ・シュパク副社長
Ryaticoのスヴェトラーナ・シュパク副社長 - Sputnik 日本, 1920, 18.02.2022
Ryaticoのスヴェトラーナ・シュパク副社長
ブースには入れ替わり立ち替わりバイヤーが訪れる。小さな商店のオーナーから大規模な商社の代表者まで、ニーズは様々だ。住宅街で商店を経営している女性は、日本のアルコール飲料を探しに来た。ロシアでは正月に親しい人の間でプレゼントを贈り合う習慣があり、日本酒はそれに最適だと言う。

「年末に、日本のお酒が欲しいというお客さんがとても多かったので、商品リストをもらいにきました。日本製は高いイメージがあって普段使いすることはあまりないですが、新年の特別な時とかプレゼント用となると、需要の高さを感じます。おつまみとか、日本製のフルーツの缶詰などが一緒になったギフトセットを作れば人気が出ると思います。」

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試飲ができるバーカウンター - Sputnik 日本
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特産品の展示 - Sputnik 日本
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鳥取県のPRビデオと和牛を試食する男性 - Sputnik 日本
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インタビューに応じる「赤いドラゴン」創業者夫妻 - Sputnik 日本
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アジア食材を扱うチェーン店「赤いドラゴン」の創業者、ジュラブリョフさん夫妻に話を聞いた。赤いドラゴンはサンクトペテルブルクを中心に展開しているが、つい先日モスクワにも小売店をオープン、マーケットプレイスを活用したネット販売も手がけ、人気を伸ばしている。

「自社でも日本食品を輸入していますが、今回はモスクワまで面白い商品を探しに来ました。今日試してみて特に美味しかったのはフルーツを使ったお酒ですね。けっこう度数が高いのが意外でした。まだロシアに商品としては入ってきていないということなので、私たちのチェーンを通して売れば、販路拡大できるのではと思います。日本を含むアジア商品の需要は総じて高いです。極東の商社だと仕入れが安定しないことがあるので、ヨーロッパ・ロシアに拠点があるのは大きなメリットです。」

二人が指摘するのは、賞味期限の問題だ。世界的な物流問題とコンテナ不足の影響で、現在、アジアからロシアへ向かう船便の多くが長期間釜山で足止めされてしまっている。以前は東京からサンクトペテルブルクまで40日間でコンテナが到着したが、今では3か月以上待つこともある。もともと賞味期限が半年くらいに設定されている食品が多い上、日本との取引の場合は最初に全額前払いしなければならず、仕入れリスクが大きい。二人は「日本のメーカーには、賞味期限を伸ばした製品の開発をお願いしたい」と話す。
Ryaticoは、数年前に設立したばかりで、取扱品と活動の幅を積極的に広げている。念願の和牛のコンスタントな輸入が可能になったことで、今年中にロシア市場における和牛のシェアを30パーセントまで占めることを目指す。また、シュパク氏は「今年の私たちの目標の一つは、日本酒の美味しさをロシア人に知ってもらい、ロシアでより日本酒をポピュラーにすることです。レストランと協力して日本酒のフェスティバルをやったり、日本酒を使ったカクテルの作り方を教えるなど、イベントプランを計画しています」と話している。
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