数千万台のサムスン携帯電話で致命的欠陥が発見

イスラエルの研究者が数千万台のサムスン携帯電話でガジェットのハッキングを可能にする欠陥を発見した。サイト「SamMobile」が報じた。

記者らはイスラエルのテルアヴィヴ大学の報告を引用した。それによれば、サムスンはファームウェアに致命的な脆弱性がある携帯電話をリリースしているという。指摘されている欠陥はセキュリティーシステムに関連したもので、犯罪者がユーザーの暗証番号やその他の個人情報をハッキングすることを可能にする。

専門家によれば、この脆弱性はGalaxy S8やGalaxy S9、Galaxy S10、Galaxy S20、Galaxy S21といった機器に悪影響を与えた。一番はじめにバグのあるガジェットがリリースされたの2017年で、最近では2021年に売り出されたシリーズが該当する。

専門家は、欠陥はおよそ1億台のデバイスに影響していることを明らかにした。

この問題は暗号キーが不適切に保存されたことに関連しており、ハッカーがそれを使って暗号化された情報を効果的に盗み出すことを可能にする。

専門家は、発覚後すぐにサムスンに対しこの問題について通告したと語った。