日本で遭難のロシア船　修理を済ませクリル諸島に向け出発準備

日本沿岸でエンジンが故障した冷凍運搬船「ルビノーブィ」号が修理を済ませクナシリ島に向けて移動を始める。3日、水産会社「ギドロストロイ」の船団責任者、アレクセイ・シャドリン氏がリア・ノーボスチ通信のインタビューで明らかにした。

この間、共同通信は、ロシアの貨物船が北海道沿岸で遭難し、函館に曳航されたと報じていた。

シャドリン氏は、「3日、奥尻海峡（北海道沿岸南西部）で、小樽港から南クリル港へ航行中だったルビノーブィ号のメインエンジンの冷却システムが故障した。乗組員は数時間自力で修理しようとしたがうまくいかなかった。そのため近くの安全な港、函館港へ曳航してもらうこととした」と語った。

同氏によれば、現在船は乗組員を乗せて函館港の水域に係留されており、現地時間20時まで当地に留まることになっている。

ユジノ・サハリンスクの海洋救助調整庁は、日本の救助船がロシアの冷凍船に向かったことを確認している。

1980年代以降、冷凍船は海上コンテナの運搬を担っている。低温冷凍船は一般的には漁船団の貨物の輸送に利用され、漁場で漁船から水産物を受け取り、港への運搬を行っている。

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