ウクライナはロシアの提案に具体的な回答を約束していたはず＝ラブロフ外相

ロシアのラブロフ外相は10日、ウクライナのクレバ外相およびトルコのチャブシオール外相との会談後、ウクライナ側は前回のベラルーシでの交渉でロシアの書面による提案に近いうちに具体な回答を出すと約束していた事実を明らかにした。

ラブロフ外相は「我われは今回の交渉で、前回のベラルーシでの交渉ではロシア側が予め法的な草案の形で極めて具体的な提案を提示した事実を思い出させた。その際に（編集：ベラルーシでの交渉）ウクライナ側は、当局と提案を検討し、近くこれに具体的に回答すると約束していたはずだった」と述べた。

ラブロフ氏はまた、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談する可能性が生まれることに期待を表明した。

ラブロフ氏は「我われは本日、プーチン大統領がゼレンスキー大統領との会談を拒否していないことを確認した。おそらくいつか、そのような必要性が生じることに期待している。しかし、そのためには準備作業を行う必要がある」と述べた。

ロシアは2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を 「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。

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