富山交番襲撃事件の控訴審、無期懲役を破棄 地裁へ差し戻し

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日本の富山県富山市で2018年、交番を襲撃し警察官と警備員を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われていた元自衛官の島津慧大(けいた)被告(25)の控訴審判決で、名古屋高等裁判所金沢支部は無期懲役とした1審の判決を破棄し、富山地方裁判所へ審理を差し戻した。日本のメディアが報じた。
島津被告は2018年6月、富山市の交番で警察官をナイフで殺害して拳銃を奪い、近くの小学校にいた警備員を撃って殺害。検察側は死刑を求刑したが、第1審・富山地裁は2021年3月、「拳銃を取る意思が生じたのは警察官を殺害した後だった可能性を排除できない」として無期懲役の判決を言い渡した
これに対し、検察側と弁護側の双方は「事実誤認である」とし、量刑不当を訴えて控訴した
24日、第2審・名古屋高裁金沢支部の裁判長は、島津被告の供述などから「当初から拳銃を奪うことを意図していたとみるのが極めて自然な見方」と指摘。1審の判決には明らかな事実誤認があるとしたうえで、「強盗殺人罪の成立を前提としてふさわしい刑の重さを判断する必要がある」と述べ、1審の判決を破棄し、審理を富山地裁に差し戻した
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