北朝鮮は2年以内に米国のミサイル防衛を突破-専門家

© AP Photo / Hau Dinh北朝鮮と米国
北朝鮮と米国 - Sputnik 日本, 1920, 25.03.2022
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ロシアの軍事科学の専門家、コンスタンティン・シブコフ博士は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による大陸間弾道ミサイルの発射実験は、同国の防衛分野の急速な発展を物語っており、これにより、北朝鮮は、今後2年間で米国のミサイル防衛を突破する兵器を獲得する可能性があると語った。
24日、日本の防衛省は、弾道ミサイルとみられる物体が、同日15時44分頃、青森県龍飛岬の西約170キロ地点に落下した可能性があると発表した。
シブコフ博士は、「今回の発射実験は、北朝鮮が軍事的にはハイテク国家であり、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を独自に製造できることを証明している。現在、北朝鮮は、米国のミサイル防衛を突破するミサイルの開発に取り組んでいる。私は、2年以内に同国がこうした開発に成功するのは確実だと思っている」と語った。
同博士は、北朝鮮のミサイルプログラムは日本と韓国に対する攻撃を目的としたものではなく、その目標は米国を対象とした戦略的抑止力であると強調した。
ミサイル発射 - Sputnik 日本, 1920, 24.03.2022
韓国、北朝鮮の実験に対抗しミサイル発射を実施
北朝鮮による発射は今年に入ってからこれで12回目。北朝鮮は2月27日3月5日、首都平壌の順安空港付近から弾道ミサイル発射し、その後、偵察衛星開発が目的だと発表した。韓国と米国は、衛星システム開発を装って2020年10月の軍事パレードで公開された新型大陸間弾道ミサイル「火星17」を試射したとして北朝鮮を非難した。
また、韓国と日本の情報筋によると、北朝鮮は16日にも平壌順安国際空港エリアから弾道ミサイルと思われるものを発射している。ミサイル実験は発射後すぐに失敗し、上空20キロ付近で爆発している。
聯合ニュースによると、今回の発射は、同じミサイルの機能を改善するための再テストである可能性があるという。
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