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研究者が新しい失語症の形態を発見 脳腫瘍切除後に発生

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研究者が新しい失語症の形態を発見 脳腫瘍切除後に発生 - Sputnik 日本, 1920, 01.04.2022
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ロシア国立研究大学経済高等学院の研究者らは、ロシアの医師らの協力のもと、患者に発生する失語症の症状の明らかな違いを解明するための研究を実施した。
失語症とは聴覚は保たれているものの、すでに形成された言語が知覚障害を起こす病いで、外傷、腫瘍、脳卒中、炎症、精神疾患によって脳の言語野に器質的な病変が起きることで発病する。
研究者らは、神経膠腫を切除したばかりの患者88人と、脳卒中によって失語症になった患者95人を対象に、実験を行った。患者全員が、研究者らが開発した言語障害の重症度を評価するための言語テストを受けた。
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収集されたデータを分析した結果、脳卒中と脳外科手術によりまったく異なる形態の失語症が発生したことが明らかとなった。
ガンを克服した患者には、中程度または軽度の言語障害が多数生じていることが判明した。また、脳卒中が完治した患者では、脳の損傷部に関連した言語感覚に関わるいくつかの領域で問題が発見されている。
研究者らは、「解明された症状を、私たちは『中程度の総体的失語症』と名付けた」と表明した。
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