イーロン・マスク氏　ベゾス氏押しのけ、フォーブスの長者番付でトップ

米国人起業家でスペースXとテスラ社CEOのイーロン・マスク氏が４年もの間フォーブス誌の長者番付で首位を維持してきたAmazonの取締役会長のジェフ・ベゾス氏を押しのけ、トップになった。

マスク氏の資産は前年比45％増の2190億ドル。これに対してベゾスはこの１年で60億ドルの損失を出し、資産は1710億ドルになった。３位にはルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー・グループの社長のベルナール・アルノー氏が資産1580億ドルでつけている。

4位はマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏の1290億ドル、5位はバークシャー・ハサウェイ社の会長兼CEOのウォーレン・バフェット氏の1180億ドル。マーク・ザッカーバーグは1年間で300億ドル近くを失い、5位から15位に転落した（推定資産は673億ドル）。

フォーブスによると、今年全体では、世界の2668人の億万長者の総資産は12兆7000億ドルにまで減少。億万長者のリストからは329人が脱落。この数値は2009年の経済金融危機以来最も多い。同時に、ポップ歌手のリアーナや映画『ロード・オブ・ザ・リング』ピーター・ジャクソン監督も今年の富豪リストに加わった。

億万長者の数は依然として米国が735人と最も多く、次いで中国が607人、インド（166人）、ドイツ（134人）、ロシア（83人）の順。

これよりも前、米実業家のイーロン・マスク氏が、ツイッター社の株9.2％を取得したことが分かった。同社はマスク氏を2年間の任期で取締役に任命する予定。

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