3Dプリントされたステーキ、さらに本物に近づく

スペインの研究チームは、長年の研究の結果、その質感が本物のステーキ肉に似ているベジタリアン向けステーキを遂に3Dプリントすることに成功した。テレビチャンネルNTDが報じた。

バルセロナ（スペイン）の研究チームは、見た目、味、香り、質感が本物のステーキ肉と同じようなベジタリアンステーキをつくるために必要な材料の配合率を見つけた。

NTDによると、これらの材料には、エンドウ豆、赤ビーツジュース、海藻、また本物の肉に含まれているオメガ3やビタミンB12などが含まれている。

研究チームによると、最も難しかったのは、求めている質感を実現することだったが、最終的に豚ロース切り身とビーフステーキの質感を微視的レベルで再現することに成功した。この技術は、直径100〜500ミクロンの繊維をつくることを可能としているという。

研究チームは、自分たちは肉製品の完全な拒否を呼びかけているのではなく、人工肉によって本物の肉の消費量を減らし、環境保全対策に貢献したいだけだと強調している。

先にスプートニクは、スペインのデザインスタジオ「ナガミ」が３Dプリンターを使い、ポータブル・トイレをプリントしたことについて報じた。

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