OPEC加盟国、ロシアと関係を悪化させるつもりはない ロシアはきわめて重要なパートナー

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OPEC - Sputnik 日本, 1920, 11.04.2022
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ウクライナ危機はロシアとOPEC諸国―、とりわけサウジアラビアとの関係になんら影響を及ぼすことはない。なぜならOPECは、原油市場におけるもっとも重要なプレーヤーの一つであるロシアとのよい関係を保つことが非常に重要視されているからである。さらにサウジアラビアのOPEC代表は、イランとの対話を維持している限り、OPECにとって、ロシアとの関係を変化させる意味はまったくないと明確に指摘した。ブルームバーグが報じた。
OPEC加盟国がロシアとの同盟関係に経済的な利益を見出していることは容易に理解できることだとブルームバーグは指摘する。現在、原油市場の状況は良好であるが、OPECは原油価格は変動するものであるということをよく理解している。すでに今年のうちにも始まる可能性がある新たな不況は原油市場に供給過多を引き起こす可能性がある。しかも、原油市場にイラン産、ベネズエラ産の原油が戻ってくることも考えられる。このような状況において、サウジアラビアにとって、ともに原油価格を調整することができるロシアというパートナー国を有しておくことはきわめて重要なことである。
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しかし、ブルームバーグの専門家らによれば、サウジアラビアとロシアの関係がこれほど緊密な理由は、経済的というよりも実は政治的なものであるという。OPECにおいて主導的な立場にあるサウジアラビアは、今後もロシアと良好な関係を維持する意向であるが、それは米国に対する伝統的な依存のバランスを取るためである。このことは、サウジアラビアと米国の間で、一連の問題をめぐって摩擦が生じている今、非常に重要なことなのである。
ドバイで開かれた世界エネルギーフォーラムで、アラブ首長国連邦のエネルギー・インフラ相が、「原油市場はロシアの原油なしには成り立たない。政治的な干渉を受けずに団結せねばならない」と発言したというニュースは、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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