グリーンピースの活動家、ノルウェーでロシアのタンカーを止めようと試みる

環境保護団体グリーンピースの活動家らが、ウクライナでのロシアの特殊作戦への抗議のしるしとして、ノルウェーのターミナル「スラゲン」に向かうロシア産原油9万5000トンを搭載したロシアのタンカー「ウスチ・ルガ」を止めようとした。ロイター通信が25日、報じた。

グリーンピースの発表によると、同団体の活動家たちはボートでロシアのタンカー「ウスチ・ルガ」に近づき、そのアンカーチェーン（錨鎖）にボートをしばりつけ、エッソが運営するターミナルにおける原油の積み下ろしを阻止しようとした。

ロイターによると、グリーンピースの活動家たちはノルウェー政府にロシア産化石燃料の輸入禁止を求め、エッソに対してはロシア産化石燃料の供給に関するあらゆる契約を破棄するべきだとした。

ロシアのプーチン大統領は、2022年2月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。