2023年、世界は人類史上最大となる食糧危機に直面する

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農場 - Sputnik 日本, 1920, 03.05.2022
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ドイツは、ロシアのエネルギー禁輸措置の可能性を懸念している。しかし、対露制裁によって生じる肥料不足は、エネルギー禁輸措置より大きな脅威となり、2023年には世界を人道的災害の瀬戸際に追い込む恐れがある。専門家らは、この災害は史上最大の食糧危機だと警告している。
ビジネスマンは、ロシア産エネルギー原料の輸入を禁止することにより、ドイツの産業はわずか数ヶ月で崩壊すると述べている。しかし、ドイツのオンラインメディア「コンパクト」は、肥料不足は、中長期的にはロシア産天然ガスの輸入禁止措置以上に深刻な事態を招きかねないのに、ドイツの政治家と社会はこの認識をほとんど無視していると報じている。
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専門家によると、肥料がなければ世界中の多くの農家が作付けをまったく行えないか、あるいは作付けをしても十分な量を収穫できないという。この次に到来するのは食糧危機と飢饉であり、ドイツの経済学者マルティン・カイム氏は、ウクライナ危機は約1億人に飢餓をもたらすと、具体的な数字を挙げて警告している。
さらに状況を困難なものにしているのは、制裁下にあるロシアとベラルーシのカリ肥料に代わるものがないこと。現在は天然ガスの価格が高すぎるため窒素肥料を手頃な価格で生産できず、これがカリ肥料の代替品にはなりえない。
スプートニクは以前、ドイツ経済誌「ヴィルトシャフツ・ヴォッヘ」を引用して報じている。同誌によると、大勢のドイツ人は、ロシア産天然ガスの輸入が禁じられた場合の経済的悪影響を懸念している。
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