在日ロシア大使、リヒャルト・ゾルゲ氏の墓石に献花
2022年5月6日, 18:48 (更新: 2022年5月6日, 19:27)
CC BY 4.0 / Vadim Savitsky/Ministry of Defence of the Russian Federation / cropped imageゾルゲ氏の墓
CC BY 4.0 / Vadim Savitsky/Ministry of Defence of the Russian Federation / cropped image
サイン
ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使と外交使節団、通商代表部の職員は、東京郊外の多磨霊園にある旧ソ連の伝説的な諜報員、リヒャルト・ゾルゲ氏の墓石に献花を行った。
式典は、大祖国戦争における旧ソ連勝利の77周年目の前日に行われ、ガルージン大使は、「この勝利は、ソ連を形成していた15の共和国すべての自己犠牲的な努力によって達成」されたと語った。
同大使の演説後、1分間の黙とうが捧げられた。式典には、ベラルーシとアゼルバイジャン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの大使も参列した。
ロシアとベラルーシ、アゼルバイジャン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの大使は、大祖国戦争における旧ソ連勝利の77周年を記念して、旧ソ連の伝説的諜報部員、 #リヒャルト・ゾルゲ 氏の日本の墓石に献花を行った。#スプートニクのビデオ pic.twitter.com/saWSBMeXXz
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) May 6, 2022
現在、リヒャルト・ゾルゲ氏は東京都の多磨霊園に埋葬されているが、2020年10月、ロシア大使館はゾルゲ氏の墓の権利を取得している。
リヒャルト・ゾルゲ氏は旧ソ連の伝説的なスパイ。日本で「ラムゼイ」や「インソン」という偽名で活躍し、死後、旧ソ連邦英雄の称号が贈られた。ゾルゲ氏は、ナチス・ドイツの旧ソ連侵攻の正確な日付を把握し、1941年9月には日本がドイツ側の戦争に参加しないという情報を旧ソ連に伝えていた。この情報により、旧ソ連は1941年秋、シベリア師団をモスクワ防衛のために配置させることが可能となった。ゾルゲ氏は1941年、日本で逮捕され、44年に処刑された。
関連記事