インド　金星用自動研究ステーションを開発　2024年に打上げ予定

インド宇宙研究機関（ISRO）は、2024年に金星に向け自動研究ステーションを打上げることを計画している。同年は、地球と金星の位置が打上げに好条件となることが予想される。同機関のスリダーラ・パニカー・ソムナート代表が明らかにした。

テレビチャンネル「タイムズ・ナウ」が報じたところによれば、同代表は、ミッションの開始は2024年12月に予定され、金星の軌道に向けたステーションの打上げは翌年となる。打上げ時は、地球と金星の距離が接近する時期で、同惑星への到達に必要な燃料が最小限で済むことになる。

同代表は、打上げに適した時期は非常に限られており、2024年の実施に失敗すると、次に打上げに適した機会は7年後の2031年になってしまうと語った。

ISROの代表は、機関はすでにインドの宇宙装備がどのような研究を行うかについて計画を立てていると強調した。宇宙ステーションは、金星表面の形成プロセスを研究し、層序の浅い部分を調査するほか、大気の構造と働きを分析する。また、同ステーションは、金星の電離層と太陽風との相互作用の研究も実施する。

関連ニュース