火星で砂なだれはなぜできる? 研究者がその理由を説明

火星 - Sputnik 日本, 1920, 10.05.2022
米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・オデッセイ」のデータを用いた研究者らの研究により、火星の霜が熱放射撮像カメラ(THEMIS)でないと確認できない理由や、複数の斜面に砂なだれの帯が見られる理由が説明できる可能性がある。これらの発見をまとめた論文が、「Journal of Geophysical Research: Planets」に掲載されている。
火星の表面は夜間に冷やされ、二酸化炭素から霜が生成される。つまり二酸化炭素のドライアイスができる。2001年に打ち上げられたマーズ・オデッセイに搭載されたTHEMISは、数分で霜が蒸発する火星の早朝の興味深い画像を撮影している。火星の大気の密度は地球の2倍と薄いため、温度変化が激しく、ドライアイスの霜は数分で消えてしまう。朝日に照らされた霜の様子は可視光線では見えないことが多く、THEMISでないと確認できないことがある。
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データの研究を行ったルカ・ラング氏は、「通常、火星は暖かく、ドライアイスから霜ができることはない。しかし、それでも霜ができるというのは、『ダーティ・フロスト』が形成されている」と指摘している。
このダーティ・フロストとは、小さな塵が混じったドライアイスからできた霜のことだという。そして、同氏は砂なだれの帯もこのダーティ・フロストによって発生した可能性があると指摘している。同氏によると、霜が降りた場所に砂なだれの帯が現れている。つまり、霧が蒸発し、塵の粒子が緩むことによって砂なだれが起きている可能性があるという。
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