フィンランドがNATOに加盟した場合、ロシアは国境の軍を増強＝露上院議員

ロシア上院（連邦会議）防衛・安全保障委員会のヴィクトル・ボンダレフ委員長は、フィンランドが北大西洋条約機構（NATO）に加盟し、NATOの兵器がフィンランド領土に配備された場合、ロシア政府は国境線の軍の配備を強化すると表明した。

15日、フィンランドはNATO加盟を正式決定した。

ボンダレフ氏は、自身のテレグラムに「NATOの攻撃的な兵器が我々のすぐ近くのフィンランドに配備された場合、我々は国境を強化し、国境でのロシア軍の配備を強化する。ロシアの安全保障が脅かされることはない」と綴った。

ロシア外務省は12日、NATOはフィンランドにNATO加盟を説得してロシアへの軍事的脅威のためのもう一つの側面をつくろうとしているとの見方を発表した。ロシア外務省は「NATO加盟は、ロシアとフィンランド間の条約をはじめとした国際法上の義務のフィンランドによる直接的な違反にもなる」などと指摘した。

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