ゴキブリが食べた月の砂、米オークションに出品

© 写真 : NASA / Robert Markowitz月の砂(イメージ)
月の砂(イメージ) - Sputnik 日本, 1920, 28.05.2022
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米ニュー・ハンプシャー州のオークションハウス「Remarkable Rarities」に「ゴキブリが食べた」月の砂が出品され、話題となっている。米情報サイト「collectSPACE.com.」が伝えている。
同サイトによると、なぜゴキブリの「エサ」に月の砂を使ったのか、それは米航空宇宙局(NASA)が1969年行った「アポロ11号」の月面着陸計画まで遡る。
当時の科学者らは月から持ち帰った細菌などが地球の生命体に害をもたらす危険性を恐れていたため、帰還後の宇宙飛行士らは3週間にわたって隔離された。同時に、月の石や砂が生物に与える影響を調べるため、ネズミや魚、ゴキブリといった動物に食べさせる実験を行った。それが今回、出品されることになったのだ。
ニール・アームストロング - Sputnik 日本, 1920, 31.03.2022
アームストロング飛行士が1969年に採集の月の砂がオークションへ
出品者のオークション会社「RRオークション」によると、月の砂は40万ドル(5000万円相当)以上で落札される可能性があるという。同社の担当者は「子供の頃に自然科学教室に参加したことがある人なら誰だって、嫌悪感ではなく好奇心がそそられることでしょう」と話している。
また、死んだゴキブリの亡骸も同時に出品されているという。オークションは6月23日まで。
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