新たな日本の制裁は日本自体に悪影響を及ぼす=駐日ロシア大使

今後予定されるロシアに対する日本の制裁は、日本自体に悪影響を及ぼすことになり、ロシアは今後、それらを踏まえた態度をとることになり、対応なしで済ますことはない。 27日、駐日ロシア大使のミハイル・ガルージン氏が表明した。

「日本政府が発表した相変わらず無意味でこれみよがしの、失敗が容易に予想される対ロ制裁措置パッケージは、露日関係において両国が何十年にもわたり前向きに積み上げてきた大きな蓄積を日本政府が壊そうとし続けていることの証左である」

ロシア大使は大使館のテレグラムで、それでなくとも世界経済が厳しい状況にあるもとで、このような政策は短絡的であり、日本自身に、特に日本の経済界に悪影響をもたらすと指摘する。

ガルージン大使は、日本がロシアに対し敵対的な政策を強化したことに関しては、対応なしで済まされることはなく、「それは日本への今後の態度において考慮される」と強調した。

ガルージン大使は、「現在のネガティブなシナリオは日本側が選択したものであり、その結果については全責任を日本が負う」と語った。

日本の岸田文雄首相は、ドイツで開催されたG7サミットで、ウクライナ情勢に関連して発言し、日本政府は個人・組織に対する個人および輸出制裁を拡大すると表明した。日本はロシア連邦の70の個人および法人の資産を凍結する予定であり、また、日本政府によると、軍事部門に関連する他の90のロシア組織に追加の輸出制裁を課す予定だという。

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