日本　手製銃の規制強化「捜査状況等をみながら検討」＝松野官房長官

日本の松野官房長官は12日の記者会見で、安倍晋三元首相の銃撃事件で手製の銃が使用されたことに関連し、「手製の銃に関するさらなる規制の必要性については、今回の事件の捜査状況、同種事件の発生状況等をみながら、関係省庁において検討したい」と述べた。

また松野氏は「手製であるか否かを問わず、金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲については現状においても銃刀法においてその所持が禁止されている」と指摘した。

NHKは12日、安倍元首相の銃撃事件で、捜査関係者の話として、容疑者の自宅から完成した手製の銃5丁のほかに作りかけの銃が2丁押収されていたことがわかったと報じた。

これまでに容疑者の自宅の捜査では、鉄パイプを粘着テープで巻き付けてつくった手製の銃5丁が押収されたことがわかっているが、そのほかに作りかけの銃2丁も見つかり、押収されていたことがわかった。

事件で使われた銃は「鉄パイプを2本組み合わせたものだったが、自宅の捜査で押収されたのは、鉄パイプの数を3本以上にした異なる形状のものなどだった」という。

報道によると、8日に安倍元首相を手製の銃で殺害した疑いで逮捕された山上徹也容疑者は、動画投稿サイト「ユーチューブ」の動画を参考に銃を製造したと供述している。

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