クルーズ船「コーラル・プリンセス号」で新型コロナ感染が発生

オーストラリア北東海岸沖を航行中のクルーズ船「コーラル・プリンセス号」で、100人超の新型コロナウイルス感染が確認された。テレビチャンネル「9ニュース」が報じた。

報道によると、コーラル・プリンセス号での感染は、ポートダグラス市からブリスベン市に向かう船旅の際に発生した。今回の感染拡大は、2022年4月にクルーズ渡航禁止令が解除されて以来、初めての集団感染となった。

ニュースによると、感染者のほとんどは乗組員だという。 クルーズ会社「プリンセス・クルーズ」の代表によると、全乗組員がワクチン接種を受けており、必要に応じて定期検査が実施されているという。

9ニュースのインタビューに同社代表は、「新型コロナ検査で陽性となった人はすぐに隔離されており、乗客と接触することはない」と語った。

4月17日、オーストラリアへの外国船の入港禁止が解除された。この規制は、シドニー港に停泊中だったクルーズ船「ルビー・プリンセス号」が同国での新型コロナ感染拡大の引き金となったと確認されたことから、2020年3月に導入された。調査の結果、新型コロナ感染の900症例と28死亡例がこのクルーズ船に関連していることが判明した。

関連ニュース