- Sputnik 日本, 1920, 08.07.2022
安倍晋三元首相襲撃事件
7月8日午前11時半ごろ、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで演説を行っていた安倍晋三元首相(67)が男に銃で撃たれ、血を流して倒れた。

安倍氏襲撃の山上容疑者、事件前に手紙 安倍氏について「本来の敵ではない」

© AP Photo / Katsuhiko Hirano/The Yomiuri Shimbun安倍氏襲撃の山上容疑者、事件前に手紙 安倍氏について「本来の敵ではない」
安倍氏襲撃の山上容疑者、事件前に手紙 安倍氏について「本来の敵ではない」 - Sputnik 日本, 1920, 17.07.2022
サイン
安倍晋三元首相に対する銃撃事件で、山上徹也容疑者(41)が事件直前に送った手紙の存在が明らかになった。岡山市で襲撃する直前に投函したとみられ、事件を起こす覚悟を固めていたようだ。読売新聞が伝えている。
手紙を受け取ったのは宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の活動を批判するブログを実名で運営する男性。住所も公開していた。山上容疑者との面識はないという。男性が自宅ポストに届いた手紙に気づいたのは、事件から5日後の今月13日だった。
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手紙には同連合への強い恨みと自信の生い立ちが記されていた。山上容疑者の母親は同連合に総額1億円に上る献金を重ね、2002年に破産宣告を受けた。同容疑者は事件後の県警の調べに「家庭がめちゃくちゃになり(同連合を)絶対成敗しないといけないと恨んでいた」と供述している。
また山上容疑者は2019年に同連合トップの韓鶴子総裁が来日した際、火炎瓶で襲おうとして断念したとされる。手紙にも同連合の創設者一族を名指しし「皆殺ししたくとも、私にはそれが不可能なことは分かっている」と記されていた。
山上容疑者は警察の調べで安倍氏について「(同連合と)つながりがあると思った」と供述。手紙では「本来の敵ではない」「最も影響力のある統一教会シンパの一人にすぎない」と記述する一方で「安倍の死がもたらす政治的意味、結果、もはやそれを考える余裕は私にはない」と殺害を示唆していた。
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安倍晋三元首相は7月8日、奈良県での選挙演説中に銃撃され死亡した。容疑者の山上徹也(41)は手製の銃で安倍元首相の背後から2発を撃ち、2発目が安倍氏の首と胸を捉え、これが致命傷となった。医師の説明によると胸の傷は大変深く、心臓に到達したという。死因は失血死とされている。
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