ロシアに対する総合ハイブリッド戦争が中国に影響＝上海協力機構

上海協力機構（SCO）のグリゴリー・ログビノフ副事務総長は、SCO加盟各国のメディアおよびシンクタンクのフォーラムで、ロシアに対する総合ハイブリッド戦争は、すでに中国にも向けられていると指摘した。

「情報技術が直接軍事利用され、メディア空間が作戦基地や戦場と化していることがいよいよ明らかになった」

同副事務総長はまた、SCOは発足（2001年）以来、「西側メディアにおいて明らかに非友好的なコメントの対象であった」と述べ、組織への「敵意」はここ数年、強まるばかりだったと指摘した。

同氏は、「SCO創設国の1つであるロシアに対し、総合ハイブリッド戦争が仕掛けられており、この戦争はすでに中国にも波及して始めている」と強調した。

中国はロシアに対する制裁に加わらず、そのような方法は非生産的だと主張した。米国政府は、ウクライナ情勢の下でロシア政府へ支援を行った場合、好ましくない結果が生じる可能性があると、再三中国政府に警告している。

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