イスラエル・ガザ攻撃で140人以上死傷　軍は今後1週間の作戦継続表明

イスラエルがパレスチナ人自治区・ガザ地区で5日から行っている軍事攻撃でこれまでに少なくとも140人が死傷した。一方、イスラエル軍は今後1週間程度にわたり作戦を続行する意思を示しており、停戦への糸口は見えていない。

「The Times of Israel」などによると、ガザ地区を統治するパレスチナ人組織「ハマス」は、これまでに5歳の子どもを含む15人が死亡、125人がけがをしたと発表。病院では医療品が不足しているほか、電力供給も不安定な状態が続いていて救急活動は困難を極めているという。

また、イスラエル軍はこの攻撃を、イスラム過激派組織「イスラム聖戦」のテロリストの掃討作戦と位置づけている。作戦は今後1週間程度続くと表明しており、攻撃の手を緩める気配はない。

一方、ロシア外務省は6日、イスラエル・ガザ双方に停戦に向けた対話を呼びかける声明を発表した。

イスラエルは2日、「イスラム聖戦」の幹部を逮捕しており、報復攻撃の可能性があるとしてガザ地区の検問所を封鎖して対空防衛システムを配備するなど警戒を高めていた。

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