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    習近平主席

    習近平主席 シルクロードをアフリカへ

    © AFP 2017/ Edgar Su
    アフリカ
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    中国の新たなアフリカ諸国向け融資は、740億ドルとなった。これは、習近平(シー・チンピン)国家主席のアフリカ歴訪の結果の一つである。ジンバブエ及び南アフリカ訪問中に、主席は、それぞれの国で70億ドルの契約に調印した。又アフリカ大陸48カ国の元首や首相が参加した「中国・アフリカ」協力フォーラム首脳会議で、習主席は、アフリカ大陸を横断する大型プロジェクトに600億ドルを拠出することを明らかにした。

    今回の援助は、これまで中国指導部がアフリカに行ってきたものの中でも、最大のものだ。習主席の歴訪中、、60を超える共同プロジェクトや計画が表明されるか、あるいは合意書に調印がなされた。それらは、工業化や農業の近代化、インフラ建設、負債の調整、貿易・投資条件の緩和、環境保護、貧困との戦い、保健医療及び人道分野での交流発展など多岐に渡るものだ。中でも最も大きな契約は、南アフリカの国営鉄道会社とのもので、総額25億ドルに達する。

    その際、習近平国家主席は「アフリカ諸国との協力は、中国の国際的権威を高めることに向けられたもので、二国間関係を新しいレベルに引き上げるものだと強調した。

    今回の習主席のアフリカ歴訪に随行した王毅(ワン・イー)外相は、南アフリカの首都プレトリアでの訪問を総括した記者会見で、アフリカ大陸で新植民地主義を展開しているとの西側や一連のアフリカ諸国の政治エリート達の批判を斥け「中国は、政治的圧力をかけたり、内政干渉をしたり、アフリカ諸国の人々が望まないことやできないことを押し付けたりは絶対にしない」と言明、「中国は、すべての国の協力による勝利を目指している」と述べた。

    スプートニク中国記者は、ロシア・アフリカ研究所のエキスパート、タチヤナ・デイチ氏に意見を聞いたー

    「中国の行動はしばしば、新植民地主義的だと非難されています。アフリカの人達は時折、それを批判します。多くのものが、彼らにとって都合が悪いのです。中国は、多くのものをアフリカ諸国に与えているにもかかわらず、です。なるほど中国は、アフリカへの自分達の影響力を精力的に強めていますし、多くの中国人がアフリカに住み、そこで働いています。確かに中国企業は、地元の中小企業を押しのけ、取って代わろうとしています。なぜなら中国製品や中国の労働力は安いからです。このように多くのマイナスがありますが、アフリカ諸国の指導者達は、協力によるプラスのほうが、マイナスよりも大きいと見ています。私は、中国がアフリカで行っていることを、新植民地主義的行動だとはみなしていません。中国は、アフリカで中国のように多くの事をしていない者達、あるいはアフリカで中国の大きな圧力を感じている者達にとって、ひどく目障りな存在なのです。中国の対アフリカ融資は、非常に大きなもので、資金は、返済期間が非常に長期の特恵的条件で借りることができます。それらは、西側がアフリカのニーズや要請を公然と無視しているのに対し、頻繁に拠出されるのです。」

    数年前、中国は、貿易量において米国やEU諸国を抜いて、アフリカにとって最大の貿易パートナーとなった。貿易取引高は、昨年2014年には、2200億ドルに達した。一方投資額は、324億ドルだった。習近平国家主席の今回のアフリカ歴訪は、そうした傾向を疑いなく強めるものとなったと言ってよい。

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