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日本海沿岸などに漂着・漂流した北朝鮮からとみられる木造船が100件を越す

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28日、青森県佐井村の沖合いを漂流していた北朝鮮から来たと見られている木造船の中から、4人の遺体が見つかった。共同通信が、青森県海上保安部の情報として報じた。海保は北朝鮮の漁船とみている。

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また報道によると、今年に入ってから日本海沿岸に漂着・漂流した北朝鮮からとみられる木造船の件数が、過去最多の103件、見つかった遺体は35体となった。

生存者は42人で、中国経由での帰国が始まっている。なお、うち3人は、北海道松前町の無人島で発電機や冷蔵庫などを盗んだ容疑で逮捕された。

時事解説者らは、北朝鮮からとみられる木造船が日本海沿岸に相次いで漂着・漂流していることについて、国連安全保障理事会から厳しい制裁を受けている中で、北朝鮮があらゆる手段で外貨を獲得しようとし、中国の漁業関係者に北朝鮮沿岸部の漁業権を売っていることと関連付けている。

またすべての船が水産物をとるために日本海へ投入されており、冬の嵐の中での漁にはまったく適していない船もしばしばある。

北朝鮮の漁船は、石川県から北西に300キロの日本の排他的経済水域(EEZ)にある日本海の「大和堆(やまとたい)」周辺で特に活発な活動をしている。暖流と寒流が交わる大和堆は、イカやカニなどの好漁場として知られている。複数の情報によると、同エリアには数百隻の北朝鮮の漁船が集まることがあり、日本の漁船が近づけない状況になることもある。これを受け、日本は海上保安庁の巡視船などで大和堆周辺の取締りを強化する方針。

国連安全保障理事会は12月22日、北朝鮮が11月29日に弾道ミサイルの発射実験を行ったことを受け、同国に対する新たな制裁決議を全会一致で採択した。決議には、北朝鮮への原油供給のさらなる制限や石油製品輸出の削減が明記されている。また全ての国に対して北朝鮮が外国に派遣している労働者を24カ月以内に送還することが求められている。さらに北朝鮮への産業機器、重機、車両の輸出と、北朝鮮からの主な輸出品の輸入も禁止している。

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