コロナウイルスは韓国経済を脅かすか?

© REUTERS / China Dailyコロナウイルスは韓国経済を脅かすか
コロナウイルスは韓国経済を脅かすか - Sputnik 日本
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韓国では、致死率の高い危険な中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が急速に拡大している。流行の恐れにより、教育機関の約3分の2が休校となっている。感染者の圧倒的大多数は、ソウルの医療機関を訪れた際にウイルスに感染したことが分かった。

警察は、感染の疑いがある者が公共の場にあらわれた場合には、力で医療機関に隔離すると脅している。感染に関するデマを広げる者たちに対しても、厳しい措置がとられる。

また韓国のチェ・ギョンファン経済副首相兼企画財政相は、MERSの流行が韓国経済に大きな打撃を与える恐れがあると発表した。 ロシア科学アカデミー極東研究所コリア調査センターの経済問題の専門家、スヴェトラーナ・ススリナ氏は、ラジオ「スプートニク」のインタビューで、MERSが韓国経済にネガティブな影響を与える可能性について、次のように語っている。

「韓国は自らを、財政的に完全に開放されている国として位置づけている。しかし韓国は、商品の輸出や投資の流入に左右されている。そのため、ウイルスの拡大状況が危険なものとなった場合には、もちろん、外国の貿易パートナーが活動を思いとどまり、韓国の経済発展に影響を与える可能性がある。韓国は、他の多くの国と同じく、外国市場の影響を受けており、輸出額や投資額、移民者数などは、外国市場の状況に左右される。もしこれらのチャンネルが『干上がったら』、経済は大きな損害を被る。これによって、国内総生産(GDP)の成長率が低下する。今も韓国のGDP成長率はそれほど高くはなく、約3パーセントだ。しかし、パニックが起こる大きな要因は、現時点では見られない。個人的には、悲惨な状況ではないと思っている」。

韓国政府は、コロナウイルス対策を担当する特別チームを設置したと発表した。特別チームには、保健機関の代表者、医師、専門家たちが含まれている。

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