20:47 2020年11月25日
アジア
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日本の防衛白書にトクト/竹島に対する日本の領土要求が儀式的に組み込まれたことや、やはり儀式的と言える韓国側の反応は、米国をパトロンとする日本と韓国の軍事協力強化を阻害しはしない。従って、アジア情勢の緊張が低減されることもない。

韓国は今日、新たに発表された日本の防衛白書に抗議を表明した。そこでは韓国がコントロールするトクト(竹島)が日本に帰属する旨、記されている。
しかし、このエピソードによって、アジアにとって危険な、米国のアジア政策の一環としての日韓軍事協力発展プロセスが停止することはない。ロシア科学アカデミー東洋学研究所朝鮮モンゴル研究室のアレクサンドル・ヴォロンツォフ代表はそう語る。

「防衛白書にトクト/竹島に対する日本の要求が記されたことで、長年日韓関係に害毒をなしている問題に改めて注意が喚起された。このことで日韓関係は傷つくだろうか?一方では、日本がトクト/竹島問題を防衛白書に記すことは全く予見可能なことだった。韓国がこれに否定的なリアクションをとることも予見可能だった。

しかし、トクト/竹島問題に関する両者の舌戦は、互いに不一致な、相手方への抗議をともなうような自らの立場を確認するためになされる、ある種、儀式的なものだ。防衛白書の発表で日韓関係が深刻に、または長期的に悪化するとは思わない。ただし、日韓の古いパートナーであり、日韓を安保分野で近接させ、協力させようと仕向ける米国の政策は、双方にとって危険である。日本も韓国も、それぞれ異なる速さで、地域MDシステム構築プロセスに巻き込まれていっている。彼らの軍事協力は顕在化しつつある。米国が米日韓および米日豪というトロイカを地域における主導権維持と中露抑止の最重要エレメントと見なしていることも秘密ではない。この路線は東アジアの軍拡競争と緊張増大に結びつく」

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日本関連, 戦争・紛争・対立・外交, 露日関係, 日本, 韓国, ロシア
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