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    ロシア人専門家:中国軍は急速な変化の時を迎えている

    ロシア人専門家:中国軍は急速な変化の時を迎えている

    © AFP 2017/ Greg BAKER
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    8月1日、中国で、人民解放軍創設78周年が広く祝われている。戦略技術分析センターのワシーリイ・カシン氏がスプートニクへの寄稿論文で同軍の近代化の主要な方向性を分析した。

    軍は中国の中で常に重要な位置を占めてきた。課せられた課題は拡大したり縮小したりしたが、軍事という部門のみに収まるようなことは決してなかった。いま軍は急速な変化の時期を迎えている。少なくとも2010年代の終わりまでは続くだろう。既に強力な成長が、軍の技術的充実の面で起きている。いま中国が製造する兵器は特定の性能において世界のリーダーたちの製品には遅れている。しかし、通例、中国の技術は西側諸国の軍が使用している装備と、同じ世代に属している。それは戦争を遂行し、勝利を収めることが出来るようなものだ。

    中国の技術的な兵器の更新という方面で残されている課題は非常に多い。しかし、中国軍の軍事的威力が依存する主要なファクターのひとつに、軍の改組、その軍事訓練システムの更改、人員の選別と士気の昂揚、これらをこの十年に中国が経た膨大な技術的、経済的、人口動態的変化と合致させるということがある。

    この課題は、どうやら、中国の軍事指導部によく理解されているようだ。しかし、その解決には、やはり顕著な、そして長期間の努力が要される。軍は都市部に住む中流家庭の一人っ子たる息子および娘を合理的に利用するすべを学ばねばならない。こうした若者には規律を教え込むことが難しい。忍耐力とか、物理的な力を与えることが。しかし、かわりに彼らはよく教育されている。正しく動機付けを行えば、農民上がりの兵士より責任感ある、創発的な人員が創れる。

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    © Sputnik/ Ildus Gilyazutdinov
    中国の現状の特徴は、国際的な影響力の強まりにあわせ、国境周辺で脅威および紛争危険地の数が増えていることである。1980年代以降、中国は本格的な軍事紛争には入らなかった。しかし今、このような状態が長く続く確証はどこにもない。それはつまり、中国は軍に大きな改革と修正をほどこしながら、同時にますますハイレベルな応戦可能態勢を維持し、しかも軍、国家機関、住民をきたるべき戦争に精神的に準備させなければならないのである。

    しかも中国軍は、中国の投資および国外に居住する膨大な中国人を守るという問題により多くの注意を払う意向だ。数ヶ月前、中国の軍艦および特殊部隊が行った、イエメンからの中国人の避難は、将来的に中国軍がより頻繁に取り組むことになることの先例である。

    もうひとつ付け加えるべきは、中国指導部が軍内部の汚職取り締まりを大掛かりに展開していることだ。中央軍事委員会そのものにまで至る、あらゆるレベルを対象としたものだ。中国軍にこのようなことが行われることは絶えてなかった。理由の一端は、中国指導部が、汚職と血縁関係がとうに機の熟していた軍改革を遅れさせたのであり、それら改革の速やかかつ成功に満ちた実施がいまや死活的必要時である、と考えていることにあるかも知れない。

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