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    中国、大規模軍改革に着手

    © AP Photo/ Kin Cheung
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    11日、中国の習近平国家主席は、中央軍事委員会の組織改革担当諸機関に対し、あらゆる戦争に確実に勝利する、という課題を課した。戦略技術分析センターのワシーリイ・カシン研究員によれば、これは中国史上類例のない大規模な軍司令部改革である。

    その一環で、中国人民軍そのものより古い組織や機構は事実上、解体される。解体されることになる参謀本部、政治総局、後列総司令部は、中華人民共和国という国の設立より20年も前の1930年に中国共産党によって設立され、形を変えながら中国の全歴史を通じて存在してきたものだ。それを思えば、改革の規模が分かろう。

    改革が成功すれば、中国は、軍の司令システムを現代的水準まで向上させ、長年存在していた中国人民解放軍の発展にとっての組織的障害を克服できる。こうした組織改革は長期間を要し、社会や軍部から一定の不興を買うかもしれない。しかし、こうした方向性での改革は、軍の発展における世界的潮流に合致している。中国軍の指導部が軍事的経験を詳細に研究していることも、そうしたうちの一つである。

    ロシアにおける2000年代の改革に示されているように、世代を越えて存続し、独自の伝統を持ち、古く、そして栄えある歴史をもつ構造体を根本的に改革することは、容易なわざではない。そうした改革には官僚主義的抵抗がつきものだ。しかし、改革の時機はとうに熟しており、もし今思い切らなければ、より高い対価を支払うことになる。中国はいま、多くの課題に直面している。たとえば、南シナ海における米国の活動の活発化、台湾情勢の不安定などだ。こうした課題にしかるべく対応していかなければならない。その対応は、習近平国家主席が提唱する改革の規模をみると、かなり本腰を入れたものとなりそうだ。

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