北朝鮮は核軍縮問題でパキスタンの例に期待している?

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北朝鮮は、事実上の核保有国であるパキスタンやインドに対して北朝鮮と同様の要求が出されるまでは、核軍縮に関する要求を真剣に受け止めることはないだろう。北朝鮮の軍備を専門とするロシア人軍事専門家ウラジーミル・フルスタリョフ氏は、フェイスブックでこのような見解を表した。

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インドとパキスタンは核拡散防止条約(NPT)に加盟していないが、両国は原子力供給国グループ(NSG)への加盟を目指す意欲を表明している。NSGには、核兵器製造に必要な資材や技術の輸出規制を確立して核兵器拡散リスクの制限を目指す48カ国が参加している。

中国の劉振民外務次官は最近、NSGは1975年にインドの核実験をきっかけに設立されたにもかかわらず、インドのNSG加盟を認める用意があると発表した。

パキスタンも5月19日、NSGへの加盟申請を提出した。なおフルスタリョフ氏は、パキスタンはNPT調印と軍縮を拒否しているだけでなく、公然と核先制攻撃の用意があると宣言していると指摘している。またパキスタン領内ではテロ組織「タリバン」が活動しており、2011年まではテロ組織「アルカイダ」のリーダー、故ウサマ・ビンラディン容疑者が潜伏していたのも忘れてはならない。さらにパキスタンが核兵器製造のための機器や文書の売買を自由に行っていたことも知られている。

フルスタリョフ氏は、「これを背景に、北朝鮮が核軍縮に関する要求を侮辱として受け止めることはないと、誰が真剣に考え続けられるだろうか?」と問いかけている。

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