脱北女性、北に帰国 韓国は「生き地獄」【動画】

© 写真 : YouTube / uriminzokkiri 脱北女性、北に帰国 韓国は「生き地獄」
脱北女性、北に帰国 韓国は「生き地獄」 - Sputnik 日本
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2014年に脱北し、韓国のテレビ番組に出演経験がある女性が最近北朝鮮に戻り、韓国を批判していたことがわかった。CNNが報じた。

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この女性、チョン・ヘソンさんは韓国では「イムジヒョン」と名乗っていた。脱北者らが北朝鮮の政治や文化を語るテレビ番組「牡丹峰(モランボ)クラブ」への複数の出演経験を持つが、北朝鮮政府の公式サイトで15日に公開された動画で、同番組が「政治宣伝」で、「北朝鮮の悪口を言うよう命じられた」と批判した。

チョンさんは「番組がうまくできたら、映画に出て人気者になれると思っていた」と話す。「心身ともに辛い思い」をした彼女は北朝鮮で両親と暮らしているという。

脱北者を韓国で待つのは、スパイでないことを調べる検査や、韓国社会への適応プログラム。資本主義社会への不慣れから絶望感や疎外感を抱く脱北者は多く、脱北者支援機関のハナ財団が1700人の脱北者を対象に行なった調査によると、2割以上が自殺を考えたという。

北朝鮮メディアの報道によると、12年以降に北朝鮮へ戻った脱北者は25人。しかし、うち5人は再び脱北している。

チョンさんは「お腹いっぱい食べられて、たくさんお金がもうかるという幻想につられて」脱北したが、韓国は金儲けに執着した国だったとして、ソウルでの生活は「生き地獄」だったと語る。

北朝鮮当局は、戻ってきた脱北者を政治宣伝の道具として優遇。公務員として雇うケースもあるという。

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