21:26 2020年05月25日
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死んだのか病気なのか? 金正恩氏が「レーダー」から消えた (16)
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世界中のメディアや専門家はここ数日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の指導者、金正恩国務委員長の死について憶測をめぐらし、死亡の噂が飛び交っている。正恩氏の健康状態に関して信頼できる情報がないため、正恩氏の妹である与正氏に全ての注目が集まっている。正恩氏の後継者となる可能性が最も高いと言われている与正氏については、何が分かっているのだろうか。

4月20日、正恩氏が心臓の手術を受けて重篤な状態にあるという未確認の情報が広まった。一部のメディアやSNSユーザーは正恩氏が死亡したと報道したり、ネットに書き込んだりした。

この情報はまだ確認されていないが、マスコミは金正恩氏の後継者が誰になるのか推論を展開している。多くの人が正恩氏の妹、与正氏が後継者になるとみなした。

一般の人々は金与正氏の過去をほとんど知らず(兄・正恩氏についてもそうだが)、マスコミは与正氏の年齢についてですら、およそ31〜32歳と報じている。

与正氏が公の場に初めて登場したのは2011年に執り行われた父、金正日総書記の葬儀だった。

米誌フォーブスがワシントンポストを引用して報じたところによれば、与正氏は父親のお気に入りで、スイスの学校に通い、バレエを習っていたが2000年代初頭に北朝鮮に帰国した。

英ガーディアン紙によると、与正氏は平壌の金日成総合大学でコンピューターサイエンスの学位を取得して卒業した。同紙は与正氏が2007年から朝鮮労働党の政治活動に参加し始めたとしているが、2010年までは事実上、メディアに取り上げられることはなかった。

与正氏は2014年、北朝鮮最高人民会議の代議員に選出された。同年11月28日には朝鮮労働党中央委員会副部長に任命された。そして2015年7月には、朝鮮労働党中央委員会宣伝・煽動部の指導的ポストに就いた。

与正氏が兄、正恩氏の宣伝を担当し、北朝鮮の全ての重要なイベントを仕切っているとされている。

2018年平昌冬季五輪の開会式に出席する北朝鮮代表団を率いたのは与正氏だった。開会式に合わせて訪韓した与正氏は、韓国の文在寅大統領と会談した。その後は国際的なイベントに参加したり、兄の外遊に同行した。

メディアでの議論は、与正氏が権力を握ることを意味するものではない。与正氏は北朝鮮指導者の後継者として正式に指名されていない上、金一族は人数が多い。与正氏には、少なくとも金正哲氏という兄がいる。


SNSでの反応

正恩氏の後継者と目される与正氏に関するニュースは、SNS上で非常に関心を持って受け入れられた。多くの人は事態の推移を警戒している。

彼女は本当に冷淡に見える。兄は独裁者の役を演じているだけのように見えたが…彼女はその独裁者の役を体現している。」

「金与正は金正恩よりも危険に見える。」

また同時に、与正氏の目的意識を持った眼差しや自信に満ちた態度に惚れ込んだ人も多いようだ。彼らは与正氏を称賛したり、ファンアカウントを作ったり、彼女が行う政治を想像したりしている。

「実際のところ金与正氏は可愛い女性であると考えるのは間違っているのだろうか?」

ツイッターには、与正氏の画像をポップ音楽と合わせたファン動画まで投稿された。

与正氏をめぐってはすぐにアニメ風のイラストが登場した。そこで与正氏は新しいインターネット・ミーム役として馴染んでいる。これに関しては、ネットで有名になったナタリア・ポクロンスカヤ氏が与正氏を手伝う形となっている。

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