ソウル市長の葬儀 COVID-19懸念でオンラインで

© REUTERS / YONHAP NEWS AGENCY朴市長(アーカイブ写真)
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韓国ソウル市長の朴元淳(パク・ウォンスン)氏の葬儀はコロナウイルスの感染対策の枠内でオンラインで行われる。聨合ニュースが葬儀委員会のメンバーからの情報として報じた。

朴市長の遺体は現在、ソウル国立大学病院に安置されており、明日、13日午前、市庁舎に運ばれる。葬儀は現地時間8時30分に開始されることが決まった。

参列者の数は、市長の遺族と市政府の高官をはじめとするおよそ100人に絞られる。

これまでの発表では、朴氏の葬儀はソウル市長の埋葬の規則に準じ、5日間にわたって行われるとされている。遺体はソウル追慕公の火葬場で荼毘に付され、遺骨は故人の故郷の慶尚南道に埋葬される。

朴氏の葬儀が大々的に執り行われることに市民の間から不満の声が上がっており、インターネット上にはよりつつましい葬儀を求める請願署名が開始されている。

署名の発起人は、「朴元淳市長が死亡したことからハラスメント容疑での調査はできなくなったが、同氏の死は然るべきであったと確信をもって断言できるのだろうか。ハラスメントの疑いで自殺した有力な政治家の5日間に渡る荘厳な葬儀をメディアで注視する必要が国民にあるのか。みなさんはどんなメッセージを送りたいと思いますか。私は静かな家族葬がふさわしいと思う」とコメントした。


朴市長は64歳。遺体は9日(木)ソウル都心の北岳山(プガクサン)中で発見された。

市長の捜索活動には警官数百名、警察犬、無人機などが動員され7時間にわたり捜索が行われていた。

多くの韓国メディアは市長の死をセクハラ容疑に関連があるという見方をしている。韓國經濟新聞によると、市長の遺体が発見される前日、元秘書が2017年から市長からセクハラを受けていたとして朴市長を告訴したという。

先日、市長が家族に許しを請う内容を記した遺書を残していたと報じられた。

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