12:10 2021年09月22日
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ロイター通信は、中国の新型コロナ対策は文字通り「かつてない高みに昇りつめた」と報じた。中国はエベレスト山頂に境界線を設け、登山者のソーシャルディスタンス遵守の目安としたいという。

世界最高峰のエベレスト山に境界線を設けることにより、中国側の登山者に越えてはならない領域を意識させたいと当局は考えている。これにより中国の登山者はネパール側の登山者と交流することが不可能になる。エベレスト頂上での境界線を設ける作業はチベットの登山ガイドが担当すると想定されている。

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中国とネパールはエベレスト登山を禁止。2021年春になりようやく禁止が解除された。ところが今年4月末にネパール側のベースキャンプでコロナウイルス感染が確認され、中国側は懸念材料としていた。ネパール側は観光収入が国家予算で大きな割合を占めるため、4月初頭から6月の雨季開始まで続く春の登山シーズンを取りやめていない。中国では今年のエベレスト登山許可は国内登山者38人に発行されたのに対し、ネパールではすでに外国人登山者408人に発行。これも中国側の懸念を一層強くさせていたとロイター通信は指摘する。

  一方、エベレスト頂上の境界線については別の意見も存在するという。ヒマラヤの案内人シェルパのアン・ツェリングさんはインタビューに応じ、中国の計画は無意味だと言い切った。まずエベレスト頂上は場所も狭く、同時に居られるのは6人程度で、境界線を設ける場所はないという。またコロナウイルスに感染した登山者は、他の呼吸器系疾患を持つ場合と同じく、頂上に到達する体力はないとも語る。

  スプートニク通信ではこれより前、中国とネパールは新たに、より正確なエベレストの標高計測を行ったことを取り上げた。

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ネパール, 新型コロナウイルス, 中国, エベレスト
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