00:00 2017年08月23日
東京+ 27°C
モスクワ+ 30°C
    モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された

    寒いって? 比べものにもならないロシアの厳冬(マローズ)とは

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    新年の休暇が始まって1週間がたってようやく、ロシアを過去何十年ぶりかに襲った記録的な寒さが終わりを告げた。モスクワでロシア正教の降誕祭の1月7日、日中の気温がマイナス30度、夜間が33.4度にまで下がったことは実に1世紀ぶりのことだった。

    モスクワで1月7日にこれだけ気温が下がったのは1891年が最後。そのときはマイナス34.8度だったという記録が残されている。

    2017年1月8日、マイナス27度の冷え込みの中で展望台からのぞんだオフィスビル群「モスクワ・シテイ」の風景
    © Sputnik/ Evgeniy Biyatov
    2017年1月8日、マイナス27度の冷え込みの中で展望台からのぞんだオフィスビル群「モスクワ・シテイ」の風景
    モスクワの人たちはため息をつきつつも、ロシアの地方のニュースを聞き、いやぁ、シベリアの温度はこんなもんじゃないらしいよ、と自分で自分を慰めたり励ましたりしていた。ハバロフスク地方だってマイナス40度だ、ペルミなんかマイナス45度、コミにいたってはマイナス50度。それにハンティ=マンシースク自治管区なんて実にマイナス62度までいったって話じゃないか。
    ハバロフスク地方では気温はマイナス40度まで下がった
    © Fotolia/ Alik
    ハバロフスク地方では気温はマイナス40度まで下がった

    マイナス45度で川の水は凍り始める。西シベリアのハンティ=マンシースク自治管区の町コガリム

    先の見通しのつく人たちは厳しい寒さ到来の前に子どもを連れて暖かな場所へと移動し、タイやバリ島の海を背景に椰子の木やら自分の裸足なんぞを撮影した写真をFacebookでひけらかし、友人らの神経を逆撫でした。

    自宅に残り組はこの2日間はまったくアパートの外には出ず、出るとなればとにかくあるものは手当たり次第全て着込み、近所の店に買い物に走るか、犬の散歩に走り出る有様。外に出たお犬さまたちもまた5分とたたぬうちに早く温かいところに戻ろうと訴える目で飼い主を見つめる始末。

    犬ぞりフェスティバル「ハスキーフェスト」、ノボシビルスクのステプナヤ村での少女とサモエド犬
    © Sputnik/ Alexandr Kryazhev
    犬ぞりフェスティバル「ハスキーフェスト」、ノボシビルスクのステプナヤ村での少女とサモエド犬
    ロシアの北部に暮らす人たちはもちろん、こうした寒さへの対策はずっと万全だ。クラスノヤルスクに住む人たちは家族の一人一人が各人のファーコートも毛皮の帽子も持っているし、フェルト靴のヴァーレンキにいたっては厳しい冬を乗り切るには絶対に欠かせないブーツだ。
    オムスク、厳しい寒さの中、10月革命70周年通りを歩く市民
    © Sputnik/ Alexey Malgavko
    オムスク、厳しい寒さの中、10月革命70周年通りを歩く市民

    補助暖房装置なんてアパートの号室ごとにずいぶん前から買ってあるし、そもそも家自体も暖房設備自体も異常低温を見越した仕様になっている。そういや車に至っては(これは日本車もそうだが)エンジンは絶対切らないほうがいい(公共機関の乗り物、除雪車、救急車、消防車などは停止した状態でも昼も夜もエンジンをかけっぱなしだった)、一度切ってしまったのなら仕方ない。次にモーターをかけようと思えば温かくなるときを待つしかない。

    モスクワの赤の広場のそばにある駐車場
    © Sputnik/ Evgeny Biyatov
    モスクワの赤の広場のそばにある駐車場

    空港の離陸用滑走路には飛び立つ前の機体を温めるために特別なヒーターが持ち出された。

    飛行機の機体を温める作業
    © AFP 2017/ Martin Bureau
    飛行機の機体を温める作業
    こんな寒さで子どもを外に遊びに出すか否か? これはもう完全に親たちの良心にかかっている。とはいえ学校はマイナス30度になったら低学年は学級閉鎖ですよ、という姿勢を公式的に表しているが。
    プラトーク(ロシアのウールスカーフ)を被った少女
    © Sputnik/ Michael Mordasov
    プラトーク(ロシアのウールスカーフ)を被った少女
    だいたいこんな気候は人間には強靭度を試す試練であることは間違いない。ここ数年続いたソフトで雪の降らないいわゆる「ヨーロピアン・ウィンター」はロシア中央部に暮らす人々をそれはそれは見事に甘やかし骨抜きにした。
    2017年1月8日
    © Sputnik/ Iliya Pitalev
    2017年1月8日
    ところが今年の自然界はロシア人らの精神力の強さを再び試しにかかったのだ。こんな厳しい寒さが到来した最初の数日間、もし全く外に出る気にならなかったとすれば、この先寒さは脅威にも匹敵してしまう。それでもモスクワではこの冬初の開催の自転車パレードは中止とはならなかった。
    • モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された
      モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された
      © Sputnik/ Evgenya Novozhenina
    • モスクワでの第2回自転車パレードの参加者
      モスクワでの第2回自転車パレードの参加者
      © Sputnik/ Evgenya Novozhenina
    • モスクワでの第2回自転車パレードの参加者
      モスクワでの第2回自転車パレードの参加者
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    • モスクワでの第2回自転車パレードの参加者
      モスクワでの第2回自転車パレードの参加者
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    • モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された
      モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された
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    モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された
    およそ5千人が参加に手を挙げていたこのイベント、もう少し気温が上がった時に延期したらとの提案を全員が蹴り、緊急総会の結果は「決行」。マイナス30でサドルに座ろうものなら一気にパワー全開、気分も高揚して汗すら出てくるというものだ。まぁ、ともかく動くことが大事。
    モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された
    © Sputnik/ Evgenya Novozhenina
    モスクワでの第2回自転車パレードはマイナス27度の中決行された

    ドミートリー・メリニコフ

     

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