クリミアはアジアの投資家を招く

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ロシア連邦クリミア共和国のワレンチン・デミドフ経済発展相は、10月2日に黒海沿岸の保養地ソチで開幕した国際経済フォーラム「ソチ2015」に参加し「我々は、アジアの企業家の皆さんが自由経済ゾーンの特恵的諸条件を利用して、クリミア経済に積極的に投資されるよう期待している」と述べた。

またデミドフ共和国経済発展相は「自由経済ゾーンは25年間設けられ、それはクリミア半島全域とセヴァストポリ特別市を含む」ものである事に注意を促した。法律により、クリミア自由経済ゾーンに投資する人達は、10年間、一連の税金が免除されるほか、予算外資金の控除額も本質的に低減される。そして行政的な特恵措置も規定されている。特に、クリミアを訪れる外国人は、国境を越える際直接そこで、30日間有効のロシア・ビザを受け取る事ができる。

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クリミア共和国のデミドフ経済発展相は「経済自由ゾーン内では、すでに160の駐在代表が登録されており、ソチの経済フォーラムでは、このリストをさらに増やす事ができるだろう」と期待感を表し、次のように続けた-

「我々が、ソチのフォーラムで紹介する投資対象のフィールドは、産業施設からサナトリウムなどの保養ゾーン、農業施設と幅広いもので、東洋の、そしてそれ以外のビジネスマン達の関心も惹きつけるだろう。我々は、ブラジルや中国、トルコ、イスラエルなどのビジネスマンと成功裏に仕事をしている。」

デミドフ経済発展相の評価によれば、クリミアのプロジェクトに投資する人達は、税金及び関税上の特恵措置のおかげで、ロシアの他の地域でビジネスを展開する場合と比べて、支出をほぼ三分の一減らす事が可能だ。
デミドフ経済発展相は、続けて次のように指摘したー

「ソチのフォーラムで、我々は、一連の有望なプロジェクトを紹介する。クリミア国際空港建設プロジェクトや、観光分野では、特にテーマパーク『ディノランド』建設プロジェクト、そして3つのテクノパークを作る計画だ。さらには農業や畜産分野でのプロジェクトもある。漁業分野では、例えば貝や魚の養殖も計画されている。

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外国人が参加する一連のプロジェクトの実現化が既にスタートしている。例えば、トルコの企業は、牧羊に投資した。第一段階では、10万頭の羊が飼われる。そして、もう来週には、具体的なプロジェクトにそった作業を続けるために、クリミアに中国やトルコ、インドのビジネス代表団が到着する。」

なおソチでの国際経済フォーラムには、ロシア中央政府の重要な閣僚達や、ロシア国内の多くの地域のトップ、さらには25カ国の政府及び実業界の代表者らが出席している。

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