専門家、今後の原油生産量を予測 2040年までに露米の生産量は均衡へ

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サクソバンク・コモディティストラテジー責任者のオーレ・ハンセン氏はスプートニクの取材を受け、米国は2019年の原油生産量でロシアを追い抜くも、2040年には両国の原油生産量が均衡するとの考えを示した。

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石油輸出国機構(OPEC)が今年9月に発表したレポート『世界石油見通し2040』では、2018年における米国、ロシアの原油生産量はそれぞれ日量1050万バレル、1030万バレルとの結果が示された。OPECは、2025年には世界の原油生産量が減少し、2040年までには米国の原油生産量が日量1010万バレルとなり、ロシアの生産レベルと均衡すると予測している。

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露エネルギー省、米エネルギー省・エネルギー情報局、およびOPECの8月レポートが発表したデータによると、ロシアは今年6月の時点で平均日量1121万8千バレルの原油生産量を記録し、世界の原油生産で首位に立った。一方、同時期における米国、サウジアラビアの原油生産量はそれぞれ、平均日量1096万4千バレル、1036万3千バレルで、ロシアが上回る結果となった。

ハンセン氏は、「米国の原油生産量は増加しているが、それはゆっくりしたテンポで進んでいる。理由としては技術改良の必要性が考えられる。これは経済と物流の問題だ。物流、インフラが改善されれば、(米国の)原油生産量はより増加するだろう。米国の原油生産量はロシアのそれを追い抜くかもしれない。というのも、米国はロシアで行われている従来の生産方法よりも簡単な方法を採っているからだ。米国は2019年にはロシアを原油生産量で追い抜くと予測している」と述べた。

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