米エネルギー長官、ノルド・ストリーム2反対の理由を説明

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「ノルド・ストリーム2」 - Sputnik 日本
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リック・ペリー米エネルギー長官は2日、ブリュッセルで開催の液化天然ガス会議で、ロシアからドイツに天然ガスを送るパイプライン「ノルド・ストリーム2」に反対するのは、欧州諸国の外政へのロシアの影響が強まることを懸念しているためだと述べた。

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「私たちは信頼できるガス供給国であり続けている。そのため私たちは、米国からガスを受け取ることは、欧州諸国にとって非常に無力的な代替案だと考えている。この理由から、私たちは『ノルド・ストリーム2』や『トルコストリーム』建設に反対している。このパイプラインは1カ国から単一のエネルギー供給源を輸送する。しかも欧州11カ国は総輸入量のうち最大75%をロシア産ガスに依存している」

「ノルド・ストリーム1」はロシアとドイツを結ぶ、バルト海の底を通るガスパイプラインで、2011年から稼働している。最大輸送量は、年間550億立法メートル。これは原子力発電所14基または石炭火力発電所50基の発電量に相当する。しかし、この供給量はヨーロッパで増大するエネルギー需要を満たすには少ないと判明。2018年に同等の輸送量を持つ「ノルド・ストリーム2」の建設が始まり、2019年末までに操業開始を予定している。

ノルド・ストリーム2プロジェクトは、全長1200キロ以上に及ぶ2系列のガスパイプラインによって年間550億立方メートルのガスを輸送する。ノルド・ストリーム2のパイプラインはロシアの沿岸部に敷設された後、バルト海を通り、現在使われている「ノルド・ストリーム」と並行してドイツまで敷かれる。

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