原油価格 取引開始早々9-11%下落、その後不安定

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23日(月)の国際原油価格は取引開始早々9-11%の下落を見せた後、不安定な動きを見せている。

日本時間13時45分時点で北海ブレント原油先物5月限は2.52%安の1バレル=26.3ドル、WTI原油先物5月限は0.88%安の1バレル=22.83ドルの値をつけた。これより前、取引途中で両銘柄とも11%の値下げ幅を見せた。

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23日(月)の石油市場は、コロナウイルスの世界的蔓延をめぐる懸念から下落方向で取引を開始した。世界で約30万人を感染させたウイルスは、ビジネス、旅行業界、日常生活に深刻な影響を与えている。石油需要は縮小し、多くの石油企業がコストを削減している。

原料市場はコロナウイルスパンデミック、また今月頭にOPECプラス交渉決裂に端を発したロシアとサウジアラビアの予想外の価格競争といった、需要減少のダブルショックに直面している。現行の減産合意は3月31日に期限切れとなる。

Hedgeye Potomac Researchのエネルギー政策主任アナリスト、ジョゼフ・マクモニグル氏は「原油価格は近い将来、需要減少、また4月1日以降の生産制限がないことから、短期展望で10ドル前後まで下落を続けると思う」と語った。 

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