ノルウェー 原油の大打撃に備える

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ノルウェーはすでに生じている供給過剰のもと、北海の大規模原油産地ヨハン・スヴェルドルプからの原油により市場を満たすことで、原油価格の大打撃に備える準備を行った。ブルームバーグが報じた。

「Equinor」社は産地での原料採掘を2019年11月に開始し、12月までに1日35万バレルを採掘した。2020年の夏に産地では1日44万バレル産出し、その後、2022年以降は66万バレルを見通していた。しかし、30日、同社はすでに2020年5月はじめには1日あたり47万バレルの水準に達し、つまり、当初予定を3万バレル上回ることが明らかになった。

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供給の増加は原油市場の状況を複雑にする。以前、ブルームバーグは、通常、世界の原油需要は1日あたり1億バレルの水準を維持すると報じていた。しかし、石油危機を背景に、これは約25%減少したとアナリストらは考えている。こうして、市場ではすでに1日2500万バレルの範囲で過剰な需要となっていた。

しかし、ノルウェーの産地所有者は、おそらく、そこでの積極的な採掘を継続する。新たな世界的経済危機と市場の低迷を背景に、採掘の低コストから大規模原油産地ヨハン・スヴェルドルプは、「Equinor」社や他の企業にとって良い収入源となる。ブルームバーグによれば、北海ブレント原油のバレルあたりの価格は1バレル23ドルの低い水準まで下がり、2002年11月以来の最安値を記録したが、大規模原油産地ヨハン・スヴェルドルプは20バレルより安価でも利益をもたらす可能性があるという。

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