10:43 2020年08月05日
経済
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米国のWhiting Petroleum社が1日、破産保護申請を提出した。同社は数年前までシェールオイル市場で主導的企業の1つだった。ブルームバーグが報じた。同社は2億6200万ドル(約282億円)相当の債務不履行が明らかとなり、企業としての負債が22億ドル(約2360億円)に達した。そのため企業側は、企業管理を完全に喪失することで負債を解消する手続きを行う決定を行った。

 ブルームバーグによれば、Whiting Petroleum社の問題は新型コロナウイルスが拡大する以前から生じていた。5年前には同社はノース・ダコタ州の油田開発での主導的企業の1つであったが、その後、財政状況が徐々に悪化していった。シェールオイル市場での競争企業は、開発費用が安価なテキサス州でより積極的に操業を行っていたと指摘された。

原油価格の急激な下落を引き起こしたパンデミックは、Whiting Petroleum社の負債の増加を早め、破産の原因となった。1バレル50ドルの原油価格が続くことを同社が期待していた場合、20ドルという価格は企業にとっては不十分だった。

専門家らは、Whiting Petroleum社の崩壊は例外的なものとはならないと強調する。みずほ証券 USAのアナリストによれば、シェールオイルメーカー6000社の70%以上が、ロシアとサウジアラビアの価格競争とあいまったパンデミックから操業を停止するおそれがあると指摘する。Pickering Energy Partners社では今後2年以内に40%の企業が倒産するおそれがあると予想している。

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